道具図鑑
型打ち型と、それを元にしてつくられたうつわ
この型打ち型はすべて嘉久正窯で明治時代から大正時代にかけて使われていた
当時の型と、それを使い復刻した器
型打ち型 菊
ロクロなどで成形したうつわを型にかぶせ、外側から木製の型打ち棒で叩いてうつわの形や器面を変型させる
型打ち型 菊割り
型打ち型 菊陽刻
型打ち型 捻り
型打ち型 菊底
型打ち型 桔梗
型打ち型 隅切り
型紙 山水
薄紙に炭で絵柄や文様を描いたもの。絵付けをする際に、描いた側を器面に当てて上からこすり、絵柄をうつわに写し取る
型紙 窓絵松竹梅
型紙 牡丹
型紙 龍
左側が骨描き用の筆、右側が濃み用の筆
描く部分によって筆を使い分けていく
釉漏斗(ゆうじょうご)
釉薬を溜めた大きな桶から、容器に移すときに使う
叩きハマ
窯焚きの際に釉薬が垂れて棚板に付いてしまうことを避けるために、うつわをハマ(うちわとは材質の違うやきもの)の上に置く。そのハマを安定させるため、窯の中の棚板とハマの間に底土(そこつち)を挟む。その底土の形を整えるための道具
見本箱
素焼きした製品や完成品を仮置きしたり移動したりする際に使うもの。「昭和弐年壱月」=1927年1月、「里盛」=里見盛栄
